リカバリーカレッジOKAYAMAとは?

リカバリーカレッジ は、イギリスで2009年に誕生しました。精神保健福祉サービスがリカバリー志向へと変革することを目指す実践の一つです。現在では、世界22カ国で取り組まれています。

日本においても2016年から始まりました。

リカバリーカレッジ は、個人的なメンタルヘルスの課題からのリカバリー(回復)に役立てるために、学ぶ場です。これまでにあった、医療・保健・福祉によるサービスとは異なり、教育という新たな選択肢です。ここでは、特定の知識を先生が教えるのではなく、参加者それぞれの経験から学びあいます。

1人では難しいことでも学生として仲間と学び、「あなたらしい」未来の形をあなた自身が創っていきます。

リカバリーとは?

リカバリーとはメンタルヘルスの課題からの「回復」のことを表現しています。
ここでいう回復とは、単に精神症状や機能の改善を言っているのではなく、その人らしく生きてくことを意味しています。

リカバリーについて、精神疾患の体験者の1人であるディーガンさん(1996)は以下のように語っています。

「私にとって、リカバリーとは旅(過程)であり、生き方であり、構えであり、日々の挑戦の仕方です。 

 平坦な一本調子の直線的な旅ではありません。時に道は不安定となり、つまづき旅の途中で止まってしまうこともあります。けれど、気をとりなおして、もう一度始めることもできるのです。

この旅で必要とされるのは、障害や困難への挑戦を体験することです。障害や困難の制限がある中で、あるいはそれを超えて、健全さと意志という新しく貴重な感覚を再構築することです。リカバリーの旅で、求めるのは地域の中で暮らし、働き、愛し、そこで自分が重要な貢献をすることです。」

リカバリーカレッジ OKAYAMAが大切にすること

リカバリーカレッジOKAYAMAは、以下の7つを運営の理念としています。

  1. Based on educational principles
    自分らしい人生の旅路になる方法を学ぶ
  2. Co-production
    多様な経験を活かした場で学ぶ 
  3. Strengths-based
    自分の魅力を発見するために学ぶ
  4. Person-centered
    立場は関係なく1人の人間として学ぶ
  5. Progressive
    これからも続いていく、あなたの未来のために学ぶ
  6. Community facing
    1人じゃない、街の人達と共に創り共に学ぶ
  7. Inclusive
    立場や経験を越えて共に学ぶ

リカバリーカレッジOKAYAMAでは、以下の3つのコンセプトに基づいて講座を開催します。

  • 希望を感じる講座
  • 自分の主導権を握るための講座
  • 次の一歩を踏み出すための講座

あなたのリカバリーの旅はどこに向うのか。心晴れる場を街の中で一緒に創っていきませんか?

表町商店街で、新しいものを発見してワクワクするようなカレッジでの学びを創っていきます。